断熱材は何がいいの?問題
北海道で家を建てる時に優先順位の上位にくるのが
暖かい家ではないかと思います。
すいません、いきなり断熱材以外の話をしますが
暖かい家にしたければ窓にこだわろう!
(冬場、家の熱は50%以上窓から逃げます)
家にいて寒い原因は
1.実際に家の温度が低い
2.窓に熱を奪われた空気が下方向へ→気流が起きる→寒い
3.壁や窓の表面温度が低い→輻射熱で寒く感じる
だからです。
(2番は、窓以外にも3種換気で
外気を直接取り入れている換気口からの風でも感じます)
実際に住んでみて札幌であれば、樹脂枠の2枚ガラス程度でも十分です
LIXILのエルスターS(Low-e)、YKKのAPW330などなど
もう少し予算に余裕があれば
トリプスガラス(3枚)やクワトロガラス(4枚)なども…
話がそれましたが
住宅展示場やオープンハウスを数十か所まわった時に
必ず断熱材はどうしてますか?と聞きまわって
自分で勉強し、検討した結果をまとめたいと思います。
■高性能グラスウール(16kg/m3など)
・まず最初にこれだけは言いたい。結露での黒カビ問題は20年前の話です
一部ハウスメーカーでグラスーウールは危険!とか写真を見せられますが
現在の内部側防湿層をしっかり行う工法ではそんな事ありえません!
そもそもグラウウールはガラス繊維なので水を吸いません
(僕個人的にはホントそういう風にして自社の工法を採用させようとするのは
悪徳リフォーム業者が浄水器を買わせる手法と同じなのでは?と思います)
・ほとんどの工務店で採用しています
・僕が家を探していた当時の流行というか標準的な工法は
グラウウール厚さ105mm+付加断熱(押出法ポリスチレンフォームt50)とか
(フェノールフォーム)などなど
・振動による断熱材の下がりは、施工している所を見ればわかりますが
高密度なのでほぼ無いと思います。
・グラスウール自体のコストは安いが一般的な柱サイズ105mmより
厚くしようとすると木工事(大工さんの手間と材料)が増えるため
割高になる。
・大切なのは
室内側をしっかり防湿シートで密封する事(コンセントや土台廻りも)
断熱層内で気流を起こさない工法でする事などなど
ローコストメーカー含め数社で確認しましたが
どこの大工さんでも室内側防湿と気流止めはシッカリやっているとの事です。
東北にある工務店のサイトです↓時間のある方は読んでみてください。
非常に分かり易く書いてあります。
■外壁内ウレタン充填パネル工法
・パネルを工場で作成するので大工さんの技術力のバラツキを補正できる
・パネルの運搬費、材料費などでコストがかかる
・窓の大きさに制限があり、建てる前の打ち合わせ中に窓の大きさの変更が
難しい。
・地震等で建物は変形した場合にウレタンが変形して隙間ができるのでは?
(あくまでも推測です)
・メーカーによっては室内側に防湿シートを施工しない
・構造用合板(OSB)で断熱材を挟む為 外壁通気層の意味があまり無い?
(グラスウールも外壁面付加断熱の場合、外壁通気層の意味が無いような…)
■外壁面現場発泡硬質ウレタンフォーム吹付け工法
これについては最初から検討外でしたのであまり情報が無いので
RC造で使ってる場発泡硬質ウレタンフォームのイメージより
・結構お高い
・色々な種類があるらしい(燃えにくい、発泡率が高いなど)
・一般的な発泡硬質ウレタンフォーム吹付けは、燃えやすい、
伸縮が激しいので構造木材や内装木材への影響が心配(かなりひっぱられます)
・たぶん商品によるんだろうけど結構固いので木造の乾燥変形や地震時に
断熱材が割れないのかな?
・使う吹き付け材の種類によるが次世代フロン、4世代フロンなどを使用した場合
ガス抜けで将来断熱性能下がる?(一部製品ではノンフロンなので下がらないらしい)
■外壁面 ロックウール吹込み工法(BIB工法)
・グラスウールより高いがなんか良さそう程度しかわかならいです
すいません
BIB工法 (北海道札幌市)断熱工事・防音(音響)工事・換気工事|音熱環境開発株式会社
結局で、結局うちは
コストパフォーマンスに優れている
グラウウール厚さ105mm+付加断熱(押出法ポリスチレンフォームt50)にしました。
何人かの住宅設計している友人にも相談しましたが
グラスウールで全然問題ないとの事です
十分暖かいですよ、光熱費も想定より安いし
なにより多くの工務店で採用しているって事は、それだけ大工さんが慣れているので
施工ミスが少ないって事だと思います。
あと最初に書きましたが断熱材の厚さいくら厚くしても
窓の性能良くする、換気を1種熱交換換気にしないと
なかなか暖かい家には、ならないのでは無いかなと思います
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